双子協奏曲4
ケンとリュウは運動がにがてだ。
50メートル走など、ただまっすぐ走るだけなら
クラスの真ん中くらいの速さだ。
しかし、とにかく不器用で球技や鉄棒などは大のにがてだ。
やはり、三年生の頃にそれぞれの人格尊重作戦はやっていて
協調性のないリュウをサッカーのクラブチームへ
闘争心のないケンをスイミングクラブに入れた。
しかし、2人ともやりたくて入ったわけではないので
続けさせるのには困難が常につきまとった。
まんざら嘘ではなく、リフティングやドリブルのように
個人技の練習は積極的に参加していたが
こと、試合になると反抗的ともとられる態度で
コートの真ん中でボーーーとしていた。
最後にはコーチからもチームメイトからもあきられて
いたたまれずに辞めた過去がある。
ケンはケンでいやいやのスイミングだった。
リュウが辞めたのをきっかけに
通う足取りも練習態度も悪化していった。
だらだらと検定も合格せず親子ともつらかった。
「25メートルが合格したら辞めていい」と言った
翌週には合格し辞めた。
そして、ケンもリュウも双子のひきこもりとなって
家でテレビゲームの毎日になった。
もちろん、その頃から新しいゲームを買うことをやめた。
ちなみにメイはといえば…
3才からピアノを習い始めて、今日まで続いている。
小学校高学年ではサッカー部とバスケ部をかけもちしていた。
中学になってからは本格的にバスケ部も厳しく
他に学習塾も通っている忙しい毎日だが
ピアノを辞める気は全くないようだ。
同じ姉弟なのに、この差はなんだろう?
その後、ケンとリュウが5年生になった時に
2人一緒にフットサルのチームに入れたが
2人一緒に1ヶ月で辞めた(泣)
しかしどうしても何かやらせたい。
きっとケンとリュウを育てるのに他力本願はだめだ!
私たち夫婦はさらなるスポーツで
ケンとリュウをひっぱっることを試みた。
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コメント
スポーツじゃなくてもいいんでないですか~?
パソコンお宅いいじゃない~。
目指せヒルズ族!! ×2!!
バニラ家老後安定!!
投稿: yuzuna0830 | 2007年5月25日 (金) 07時53分
ケン君リュウ君、二人三脚がお得意とはさすが双子ですね笑!
続きが楽しみです♪
投稿: skittles | 2007年5月25日 (金) 07時55分
習い事を続けるのにはやっぱり本人の意思が重要ですよね。 二人がこの先、スポーツにどう興味を示していくか気になりますね。頑張れ~!!
投稿: pagu | 2007年5月25日 (金) 08時03分
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
自分も幼い頃、スイミングやそろばん、公文など7つも習い事をやっていましたが、全部続かずに辞めてしまいました。
でも、父からやるように進められたパソコンだけはいまだに続いてます。
結局それが自分の就職から趣味まで幅広く自分を助けてくれることになってます。
色々なことを経験させてあげることはとても良いことだと思います。ケン君もリュウ君も熱中できるものが見つかるといいですね。
投稿: なべ | 2007年5月25日 (金) 08時13分
習い事、いろいろチャレンジしてみたんですね。すごいなあ。メイちゃんはすべてこなしてすごすぎ!
リュウくん、ケンくんも中学に入ったらスポーツ系の部活に目覚めることもあるのでは?
投稿: サユリナママ | 2007年5月25日 (金) 08時17分
うーん、親の悩みって尽きないですね~。 うちも積極的には体動かさないから、いかに運動させるかが悩みの種です。 この間は、運動会の練習で走りすぎて、足の腱を痛めてました。 とほほです。 ところで、柔道は? 柔道はどうですか! 2人でも練習できるし、武道は体と心の発達にいいですよ~。 えっ なぜ柔道を進めるかって? うちの息子が柔道やっているからです。
^^;
投稿: のり-なっと | 2007年5月25日 (金) 09時16分
プログラミングをやらせたらどうでしょう?
私は小学5年のクリスマスに「ファミコンが欲しい」とお願いしたら、なぜか25日に枕元にパソコンが置かれていました…(涙)。
でも、それで父からプログラミングを教わり、1ヵ月後にはごく簡単な(NHKのフレーミーみたいな)アニメーションを作っていましたよ。高校生のころは剣道部と科学部を掛け持ちして、C言語のプログラミングしていました…。けっこう楽しいと思います。
投稿: はなな | 2007年5月25日 (金) 10時24分
いつも読み逃げしちゃうけど今回は気になったのでコメントしまーす(*≧艸≦*)
同じ姉弟でも、違うのは当然じゃないですか?
血が繋がっていても性格も個性も違う人間なのだから比べたり一緒にしようとすると
子供がかわいそうな気がする、とあたしは思いました。
あたしは次女なんですけど、
小さいとき歌が好きな親から「将来はピアノで伴奏できる子になってほしい」とか「将来こういう子になってほしいから」と色々習い事させられたけど
なんで親のいいなりにならなきゃいけないんだって思って
全部続きませんでした。
お姉ちゃんはメイちゃんのように習い事続けてたから
「なんであんたは・・・」とため息つかれて辛かったです。
だからリュウくんとケンくんが自分と重なって
少し悲しくなっちゃいました。子供の将来が心配になるのは親として至極当然のことですが、
あたしは、それ以前に子供の気持ちを大切にして欲しいと思いました。。
投稿: ともえ | 2007年5月25日 (金) 13時28分
前にケン君かリュウ君かは、忘れましたが乗馬に興味を示した事がありましたよね。
きっと二人とも好きなスポーツに出会ってないのでしょうね。
走るのが苦手でないのなら陸上もいいですよ。
投稿: たかこ | 2007年5月25日 (金) 14時42分
ケン君、リュウ君、二人とも文科系ですね☆
でも若い頃はスポーツに挑戦する(させる)のは大事なこと。体力はもちろん、持続力が付きます。
好きになれない時は続けるのは苦痛ですが、それでも最低1年間(とか、検定を取るまでとか)はやるべきだと思います!
>私たち夫婦はさらなるスポーツで
>ケンとリュウをひっぱっることを試みた。
さて、なんでしょう?楽しみです♪
投稿: ★桃子 | 2007年5月25日 (金) 14時44分
コメントありがとうございます!
得意なことって、その出会いが早くても遅くても、まるでそれが運命のよう引き合って勝手に上手になっていくんですよね。
ケンとリュウで言うと、絵とゲームとパソコンと読書がそうです。絵はもう生まれ落ちたその日からだし(笑)、今一番興味のあることは自分でコンピュータゲームを作る事だ。あと、運動のにがてな2人は学校の休み時間はもっぱら図書館通いで、その読書量は相当だ。
このあたりは、親が導かなくても勝手に上達していく(笑)
だからいやなこともやってみる、こんな方法もある、こんな道もある、いろんな考え方があると何かにつけ選択肢をたくさん持っている人の方が豊かな人生が送れるように感じます。
大人になれば、誰もが自己責任で生きていくわけですから、せめて子供のうちは親責任でいろいろ経験させていきたいと思っています(笑)
目指すは文武両道ですが、あくまで理想です。親ならそれくらいの夢は持ってよろしいかと。最初っからあきらめるのは悲しいですからね。
そして最後にその経験を生かすも殺すも本人次第です。
投稿: お返事です | 2007年5月25日 (金) 15時30分
私は”ともえ”さんの反対で姉で勉強もそこそこ、そんなに頑張らなくても困らない程度にでき、部活もしていました。習い事は大人になるにつれてやめてしまった物も多かったのですが短い期間ながら今も身に付いていると思います。(たとえば2年習っていた習字。)
親は妹に私と同じことは求めていませんでした。いろいろバニラさんのように妹がいやなことも頑張って、どうにか彼女が困らない程度にできるようやらせていたと思います。
ケンくんの水泳はすごく上手ではなくても、25m泳げる!
リュウクンはサッカーのルールがわかる!
大人になったときにいやでもやっていたことが役立つことがある。と。
”だからいやなこともやってみる、こんな方法もある、こんな道もある、いろんな考え方があると何かにつけ選択肢をたくさん持っている人の方が豊かな人生が送れるように感じます。”
バニラさんの考え方。好きです。
P.s私の場合はそんなにいやで通っていた物はあまりなかったのですがそこにこれがやりたいっなどの情熱のような物はありませんでした。友達が一緒だった。それが一番の理由だったと思います。
投稿: Euge | 2007年5月25日 (金) 16時04分
ヾ(〃⌒ ー―――⌒)ノ~~コンニチワァ♪^^
頑張ってますね^^凄いです!
うちは習い事を誰もやってません;
続けていた学習化学の本も
ねぇが3年になるまでは買ってましたが
マンガを読むようになって読まなくなり
1年から6年までの本があるからと辞めました。
下の子達の時にはもう買ってません;
何か習わせたいなんて・・偉いです!
投稿: poni | 2007年5月25日 (金) 16時07分
大学生と高校生の娘がいます。
幼い子供になにかを習わせるって、大変!!
卓球の愛ちゃんや、ゴルフの藍ちゃん、石川遼君たちのご両親はいったいどうやって・・・?
投稿: 機敏なトド | 2007年5月25日 (金) 16時24分
ファッジさんのお家ってキャンプとか行きますか?
キャンプに行って川や山で遊ぶのが楽しいとわからせてから
ボーイスカウトに入れてみるとかどうでしょう。
それか水泳やらせるならまず大きな大会を見に行って
水泳選手のすごさかっこよさを知ってもらったり、
Jリーグなどの試合を見に連れて行ってみたりしてはいかがでしょうか。
どうもケンくんとリュウは感性がとっても豊かに感じるので
まず視覚から入るとよいのではないかと思いました。
お子さんてすごい物をすごいと感じられる純粋さみたいなのが
あると思うのでやらせたいスポーツの大人の試合などに行くと
面白いかもしれませんよ。
投稿: mamanyas | 2007年5月25日 (金) 17時55分
はじめてコメントさせていただきます。
ウチの長男も、サッカー・スイミング・テニスと
親の「男の子なんだからスポーツくらいできないと。」
という理想のもと、いろいろなスポーツにチャレンジしました。
が、やはりどれひとつ続かず、やる気も見せず
「コイツは 何かを一生懸命やるということを
経験しないままオトナになるんじゃないか;;;」
と焦った時期もありました。
しかし、高校に入学して「吹奏楽」に出逢い、
人が変わったように一生懸命に取り組むようになり
中学からの経験者たちの2倍も3倍も努力して、
部活の中で、ある程度認められるまでになりました。
まさに「縁」なんですよねぇ。
親として、どうにかしてたくさんの習い事の中から
「出逢わせてやろう」としていたのですが
結局出逢ったのは自分で見つけてきたモノでした。
年頃の娘に、親がどれだけ条件のいい見合いを持ってきても
運命的に出逢ってスキになった人がイチバンなのと同じで
出逢うときは出逢うんだと思います。
何をさせてもソツなくこなす子に
どれが一番その子の能力を伸ばせるのか
いろいろ経験させて探してあげるのはいいと思いますが、
どれをやらせてもイマイチ乗ってこない子は
出逢いを気長に待ってあげた方がいいかもしれませんよ。
長男はあの頃、サッカーやスイミングが苦痛だったようです。
ひとつの考えとして頭の片隅にでもおいといてくだされば幸いです。
投稿: ケセラセラ | 2007年5月26日 (土) 01時41分
いつも楽しく拝見させていただいています!!
わたしも嫌なことを経験して色々な方法を身に付けさせていくというところは同感です。これからの人生色々なことがあるだろうですし!!
習い事をさせて、好きなことや興味あることを見つけるきっかけになるかもしれないし、色々挑戦させるのはアリですよね!!
でも、わたしも色々親にやらされたのですが、結局続いたのはピアノと書道だけでした。続いた理由は、その先生達がとても好きだからでした。
結構子供というのは単純だと思うんで、もしかして中学に入ってリュウくんやケンくんもサッカーとか始めちゃったりするかもです!!
今はこれは合う・合わないは判断しなくて大丈夫だと思いますよ^^好きなことなら嫌なことも頑張れるし、辛いことも頼れる家族や大好きな友達がいれば何とかなるもんです。大人も同じですよね!
ファッジさんのご家族は温かいですしそれが一番の二人のためになっていると思います!!
更におばさん達という違う世代の家族で毎日を暮らしていくってのが何よりの経験になると思いますよ!!
まだまだ小学生ですし、これから変わっていく余地はたくさんありますよー!!
ファッジさん、そしてご家族の皆さんをこれからも応援していますー^^!!
投稿: ゆか | 2007年5月26日 (土) 02時30分
いつも楽しく読ませていただいてます。
今のところミッションは順調ですね。
私も「文」ばかりで「武」はからきしのオトナです。
ダンナも少々その傾向ゆえ、
うちの子たちも「目指せ文武両道」です。
(オトナになってからの運動はきつい…)
なので、ミッションの行方を見守ってます。
スイミング、サッカー、フットサルって
けっこうメジャーなスポーツですけど、
それでもダメとなると、悩んじゃいますね。
ケンくんとリュウくんを離してもだめ、
一緒にやらせてもだめ…私ならあきらめちゃうかも。
新たな競技への挑戦はどうなるんでしょう?
あ~、早く続きが見たいです。
更新頑張ってくださいね。
投稿: さきいか | 2007年5月26日 (土) 05時27分