いつも、たくさんのコメントありがとうございます。
なかなか返事を書く時間がとれなくてすみません。
その代わりと言ってはナンですが
本日のお話は、がんばって完結編に仕上げました。
また、よかったらコメントを投稿してください。
↓↓↓↓↓今日の話は昨日の続きです↓↓↓↓↓
リュウは明らかに、学校を休もうとしていた。
理由はわからなかったが、逃げてはいけないと思った。
強制的に登校させることが必ずしも
いい方向に向かうとは限らないが、行ってほしかった。
去年までのリュウだったら
トイレに閉じこもったり、
ふとんにもぐって出てこなくなるところだが
その日は、あきらめたようでスンナリ登校した。
したらしたで、もう私は1日中気がきではなくなってしまった。
そして、私の気持ちが天に届いたのか…
やはり、何かあったようだ。
先生は「もう、解決していますが…」と前置きして
前日の出来事を話してくれた。
その日は、リュウのにがてな家庭科の授業があった。
もちろん時間内に課題が終わらなかったリュウは
休み時間に、その続きをやっていた。
すると…
リュウの不器用さを見かねて
同じクラスのさやかちゃんが声をかけてきてくれた。
さやかちゃんは、かわいくてやさしくて勉強もできる
女の子だ。
あれやこれやとさやかちゃんが手伝ってくれたおかげで
リュウは課題を仕上げることができた。
しかし、最後にはさみを入れる時
リュウは手元を誤って、
さやかちゃんの指を
傷つけてしまった!
びっくりしたリュウは、
どうしていいか、ただオロオロするばかりだったそうだ。
さやかちゃんは、指を押さえて先生に
「指を切っちゃったから、保健室行ってきますっ!」と
1人で走って行ったそうだ。
幸い、さやかちゃんの怪我はたいしたことはなく
保健室の手当だけで大丈夫だったそうだ。
リュウは戻って来たさやかちゃんに
何度も何度も謝ったそうだ。
わざとでないことは、さやかちゃん本人が1番わかっていて、
もう、解決していると先生は話してくれた。
当初、先生は相手の女の子の名前も教えてくれなかったが
頼み込んで、教えてもらった。
さやかちゃんにはお姉ちゃんがいて
お姉ちゃんは、なんとメイととても仲がいい同級生だ。
私が謝りの電話をいれると
さやかちゃんのお母さんも、とてもやさしい方で
笑って許してくださった。
「これからも、仲良くしてください」と
向こうから言われて本当に救われた。
そして、最後の最後に
「リュウくんは、さやかに謝り過ぎだ」と
もう一度笑われた。
あまり大げさなことはしたくなかったが
私は薬局でKITTYちゃんのついた
かわいい絆創膏を2種類買ってきてリュウに提案した。
「早く、治ってね。」ってさやかちゃんに渡すのは、どう?
最初は、うかない表情のリュウだったが
メイのひとことで、安心したのか
さやかちゃんに渡すことに決めた。
しかし、リュウが自分から渡すなんて
死んでもできないと言うので、
メイに頼んでお姉ちゃんつながりで
渡してもらうことになった。
その頃には、もうリュウの表情は明るくなっていた。
今回、故意ではないにしろリュウは加害者だ。
その苦しみたるや、
いかに大きいかをリュウなりに学んだと思う。
さやかちゃんをはじめ、さやかちゃんのお母さん、
担任の先生、メイ、メイの友達のさやかちゃんのお姉ちゃん、
いろんな人に支えられて今回リュウは救われた。
このことを絶対に忘れずにいてほしいと思う。
さて、今回のことで納得のいかない人はひとり…
変な歌、歌っているからだよっ(笑)
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