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2008年2月 5日 (火)

誰似?(最終章)

  
  
  

本日の記事は、昨日の続きです。

  
  

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バンドのメンバーの中で、

1番才能があると思われていたヤツが

大学受験のために脱退した。

  
  
  
 

バンドは一気にしらけた。

しょせん趣味の世界。

これで食っていけるとは、誰も思っていなかった。

  
  
  
  

バンドは解散し、現実の世界に引き戻された。

そしてぼくも遅らばせながら

受験勉強を始めた。

  
  
  

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予備校には通わず、おふくろの知人から紹介してもらった

「アニキ」に、勉強をみてもらった。

ぼくは「アニキ」を受け入れることで

長い反抗期とおふくろとの戦いを終焉した。

 

 

「アニキ」は、ぼくが大学合格するまで

ずっとサポートしてくれた。

相変わらず、たびたび起こる

おふくろとのけんかの仲裁もしてくれた(笑)

 

 

これは、本当に偶然の話だが

「アニキ」はその後、大学教授になった。

そして、そこでバニラファッジは彼の教え子となり

「アニキ」の講義を受けていた。

実はデキの悪い彼女も、無事卒業・就職するまで

どっぷりと世話になっていた(笑)

 

 

話を戻して…

そしてその後、ぼくも無事大学を卒業し

いち社会人として忙しい毎日を送っていた。

そんなある日…

 

 

 

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何も迷いはなかった。

父親は、その後再婚(3回目!)していたため

おふくろが参列しないことはわかっていた。

 

 

本当に、そっと行ってそっと帰ってくるつもりだったが

実際にはそうはいかなかった。

向こうの親族が次から次へとあいさつに来た。

中には「君がクリームくんか!」と、泣き出す人もいた。

誰が誰だか全然わからなかったが

唯一、ひと目でわかった人たちがいた。

 

 

ぼくの2人の姉だ。

 

 

非常に不謹慎な話だが

2人とも、とてもきれいな女性だった。

凛として棺に付き添っていた姿が、とても印象的だった。

ぼくは、おじぎをして前を通過しただけだった。

 

 

姉たちは姉たちで、複雑な人生を歩んできたのだろう。

何も会話はなかったが、とても濃密な時間が流れた。

 

 

さて、その後ぼくとファッジは縁あって出会い

 

 

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もちろん、それを1番驚いたのは「アニキ」だった。

 

 

 

ダンナの話は、これで終わります。
3人の子の父となったダンナは
今日もオレ流の子育てをがんばってます。

↓応援クリックもよろしくお願いしまーす!

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コメント

ああ!
なんだかまだ続きが読みたいような内容です!
一目で分かった姉達。。。
血のつながりってやっぱりあるんですね。
そんな「ぼく」も、いまや立派なパパですね。
愛情あふれるパパは、そんな色々があってのパパなんですね。
なんだか徹夜の働かない頭で書いたので、文がメチャクチャですが、じーんとしました。

投稿: らら | 2008年2月 5日 (火) 06時35分

(-ω-;)ウーン 実に興味深い。
アレもコレも、みんな今につながっていくんですね。

今まで比較的ノー天気系キャラだと思っていたご主人ですが、こんな過去を明かされちゃあ、これからはひと言ひと言を深読みしちゃいそうだわ。

とにかく、クリーム少年とファッジちゃんは、お義母さんも含めた「縁」で結ばれてたんですよ。

投稿: あずき | 2008年2月 5日 (火) 07時35分

「アニキ」という人物に出会って、人生の方向が少し変わったのかな。

「デキの悪い彼女」ってファッジさんのこと?
同じ大学だったのですね。

いろいろなことが、現在の自分を形成するために紡がれている、そんなことを感じる今朝の話でした。
今度は、本出版ではなく、テレビ局がきっと来ますよ、ファッジさん。

投稿: オジイ | 2008年2月 5日 (火) 07時58分

「縁は異なもの 味なもの」
本当に 不思議ですね
「長い反抗期とおふくろとの戦いを終焉した」
いつ 今のような お義母さんとの 関係になれたのかと 思いましたが そうですか
「アニキ」 ありがとう!!

投稿: ダブ | 2008年2月 5日 (火) 08時41分

複雑な人生の中、迷うことなく自分の道を作り進んできたクリームさんは凄いと思いました。
お義母さんとの折り合いもどうなる事かとはらはらしましたが、落ち着いてよかったです。
紆余曲折でしたが、それでもファッジさんと暮らす家庭へと繋がっているなら、それも必要な経路だったのでしょうね♪
ファッジさんもお疲れ様でした♪(*^-^)ノ

投稿: ぴよぴよ | 2008年2月 5日 (火) 08時43分

クリームさんの常に真剣でまっすぐな愛情が素敵です・・・

クリーム青年の反抗を経ているお義母さんにはもっと抵抗?しても良いかも(笑

投稿: 銀 | 2008年2月 5日 (火) 09時03分

ほっとしました。

回り道をしながら自分の幸せにたどり着いたんですね。
人生を変える出会い。
それが「アニキ」であり「ファッジさん」だったのですね。

投稿: 花りんご | 2008年2月 5日 (火) 11時20分

なんか感動しちゃいました。
いろんな事があるけれど、ちゃんと今の幸せにつながっていくんですね~。
うちのチビ達は父親の事、どう思ってるんだろう・・・。 大きくなって「なんで父親がいないのか」聞かれるのがちょっと怖い気がします・・・。
応援ぽち

投稿: ピンクドルフィン | 2008年2月 5日 (火) 11時28分

興味深く読ませていただきました。
「アニキ」様がお2人にとってとても重要な方だったのですね。
お2人が結婚することになって、
「アニキ」様はさぞ驚いたことでしょう(^-^)

投稿: 石黒 | 2008年2月 5日 (火) 11時28分

ファッジさんもクリームさんも
これ迄を読んでないのでよくわかりませんが
アニキはびっくりしながらもさぞ
嬉しかったことでしょう。

投稿: ひろしです | 2008年2月 5日 (火) 11時40分

いつも楽しく見させて頂いてます。
クリームさんの生い立ちを読んでとても共感しました。
私も母が離婚して母子家庭で育ちました。
父も再婚して異母兄弟もいます。
そんな父に私は一度も会ったことがありません。
写真で見たことがあるくらい。
父はもう8年ほど前に亡くなりました。
遺産の関係で父のことを詳しく知りましたが、
亡くなるまでは母に父のことを聞いたことがありませんでした。
クリームさんのようにお葬式に出ることもなく、今に至ります。
クリームさんのお話を読んでいて、私も母とやたら衝突している時期がありました。
やっぱり父のことが原因だったように思います。
この何日か、ファッジさんの日記を読んで
自分の過去のモヤモヤが何だかスッキリ整理された気がします。
ありがとうございます。

投稿: きょう | 2008年2月 5日 (火) 12時22分

じっくり 読ませて 頂きました クリームさん素敵です ファッジさんという素晴らしい奥様に 出逢えて本当に良かったです

投稿: なな | 2008年2月 5日 (火) 12時46分

いつも楽しく読ませていただいております。
縁ですね。これからも応援しています。

投稿: ちゃい | 2008年2月 5日 (火) 13時00分

午前中はココログメンテナンスがあったようで、一部コメントが受付られなかったようです。
午後からでもお時間があったら、ぜひ感想をお聞かせください!

>>ららさんへ
徹夜ご苦労様です!
早くからコメいただけて、早朝ブロガー冥利につきます。

>>あずきさんへ
いろいろあっての今日です。
もう若くないので、やり直しがききません。これからは1日1日、大事にしたいものです。

>>オジイさんへ
あ、大学はダンナとは違います。表現がわかりにくかったですね、すみません。
もっと言うと、私は某美大の短期大学部になります。

>>ダブさんへ
相当ダンナのムチャもあったそうですが、結果オーライとしておきます。
私も描いてて、子育ての難しさを再確認しました。

>>ぴよぴよさんへ
まだまだこの先も人生は続くから、おもしろいですね。

>>銀さんへ
そうですね、ある意味わかりやすい人です(笑)

>>花りんごさんへ
「アニキ」は、いい仕事します(笑)

>>ピンクドルフィンさんへ
聞かれた時は、子どもたちが理解できようができまいが、正直に伝えることが1番なような気もします。

>>石黒さんへ
本当に媒酌人を引き受けていただきました。
今でも家族ぐるみのお付き合いをさせてもらってます。

>>ひろしさんへ
びっくり3:心配3:嬉しい4、ぐらいでしょうか?

>>きょうさんへ
こちらこそ、ありがとうございます!
生きている限り、前へ前へと進んでいきたいですね。

>>ななさんへ
私もダンナに会えて、よかったなと思います。

>>ちゃいさんへ
ありがとうございます!
これからも更新がんばります!


投稿: バニラファッジ | 2008年2月 5日 (火) 13時15分

バンドに野外ライブ、そして権力への反抗。
クリームさんの青春時代となんだか似てる・・
私の青春も。
いろんな出会いがあって今があるんですよね。

若い頃も楽しかったけれど
おばさんになった今のほうが
幸せのような気がします。

そしてお父様のお葬式に行けてよかったですね。ほんとうによかった。

投稿: yuko | 2008年2月 5日 (火) 13時49分

なるほど~!
そういう繋がりだったんですね~
アニキさんがキーワードだっ☆

投稿: くじゃく | 2008年2月 5日 (火) 14時16分

お義母様が父親役をしていらしたように感じますね。元々の性格がそうなのか、離婚されたからそうなったのかわかりませんが。おば様やお祖母様がいらして良かったように感じます。母親役のような気がします。家族があり家庭があったんですね。
優等生の頃もあり、青春時代もあって、大学、社会人と、ちゃんと成長している起因は、そこにあるのではないでしょうか?反抗期って誰にでもあることだから。
子供って親の背中を見て育つんだと思うんですよ。口でいくらいっても駄目なんじゃないかな?って感じます。
自分がね、キチンとしていないと、子供が真似する気がするんです。
毎日、部屋を掃除しながら、寝具を整えながら、洗濯しながら、買い物しながら、栄養のある料理作りながら、そう思いますね。
うちの子は、まだまだ子供でお喋りなの。主人の真似をするし、よく話をしたがります。
ファッジさんの旦那様も、お父様がいたら沢山話したかもしれませんね。だから子煩悩で子供と話したがるお父様になっているのかも。
誰似?と問われれば、性格はお義母様似なんじゃないかしら背中見て育っているから。ハンサムな見た目はお父様似なのではないでしょうか?お姉様方はお綺麗だったので。
当てずっぽうで答えてみました、ご気分害されたら、本当にごめんなさいね。

投稿: mimi | 2008年2月 5日 (火) 15時02分

クリーム少年の人生、全く知らない人ではありますがいろいろ考えさせてくれる内容でした。書いてもらって、ありがとうございました。
息子を持つ身として、反抗期が来たら私はどうするのかな、だんなは父としてどうやって接していくのかな・・・。ファッジさんも、双子の息子さんがこれから反抗期に入っていったら・・・と考えられていることでしょう。
ある本に、「男の子は外の世界で誰か自分を導いてくれる男性の存在が必要だ」とありました。クリーム君は「アニキ」に出会えたことがよかったのですね。
お父さんとは結局会えなかったけれど、いつかどこかでお姉さんたちと何か関わりがあるかもしれませんね。そこで、またお父さんへの思いが変わるときがあるかも・・・。

投稿: おかしら | 2008年2月 5日 (火) 16時45分

やっぱり、「終わり好ければすべてよし!」ですね。(*^^v
クリーム氏、ブリッコにならなくて、お母様に反抗したのが良かったと思います。子供は「生き方」など知らないので、結局親の真似をするしかありませんよね。欠けていたお父様の存在の分もお母さまが頑張ってこられたんだと思います。
もちろん、おば様の存在やアニキの出現や、いろいろな方にフォローされてきていますが、やはりお母様だと思います。そしてこれからは、ファッジさんのフォローが必要というところでしょうか!(^^b

投稿: 桃子 | 2008年2月 5日 (火) 17時28分

クリームサンのお話、全部読ませてもらいました。
あの時、「アニキ」に出会えたことが良かったですね!
人生、「この人!」って思える人には、そうそう出会えないと思います。
アニキに出会えて、そして、ファッジさんに出会えて、良かった良かったです!
「縁」って、不思議ですよね~。
絵文字、使えるようになったんですね!早速使ってみました~

投稿: mayu | 2008年2月 5日 (火) 20時05分

私も子供の頃から父と離れて生きてきました。
今も「父」と書き込むだけでちょっとドキドキ緊張します。
私にはひょっとしたら知らない兄弟がこの世界にいるかも、、、です。
そんなことをクリームさんの記事で考えました。
これからも更新楽しみにしてます。


投稿: さっちゃん | 2008年2月 5日 (火) 20時31分

お父さんのお葬式に迷うことなくお線香をあげにいかれたクリームさん。立派に成長されたんだなあと胸が熱くなりました
それにしても、血を分けた兄弟に初めて対面するというのはなんとも言えない気持ちでしょうね。

投稿: さち | 2008年2月 5日 (火) 21時59分

すっっごく感動しました。

うん、いい話だ

投稿: 斉藤一 | 2008年2月 5日 (火) 23時00分


昨日、午前中はコメントできませんでしたが・・・
絵文字ができるようになったんですねぇ(驚)

お父様の話をしただけで大汗をかいてた
クリーム君が、お父様のお葬式には
なんの迷いもなくお焼香をしに行くのに
すごい成長を感じました。
二人のお姉さま達と言葉を交わさなくとも
なにか感じるものがあったのにも、
なぜか感動・・・(涙)

それと、今回他の方のコメントとかも
勝手に読んじゃいましたが・・・
みなさんそれぞれいろいろな人生が
あるんだなぁ~・・・と、
なんかたくさんドラマを見たような気分です。

投稿: ハマ | 2008年2月 6日 (水) 08時48分

小説みたいな話ですね。読みながらうなってました。

投稿: エスプリ | 2008年2月 6日 (水) 12時18分

日付が替わってからで、ごめんなさい。読むタイミングが悪いな。

これを読んだ子たちが、紆余曲折あっても、家庭に事情を抱えていても、幸せな家庭を築いていけるよ・・・という自信を持ってくれるといいですね。こういうことを書くのって、結構勇気がいるじゃないですか。それをブログで書いたのだから、その意思を次の世代の子達がついで、一人でも幸せな家庭を築く子が増えたら、ご主人もうれしいのでは・・・何より、自分のお子さんたちの、将来の幸せに生きるといいですよね。

夫婦でもこういう話をしていますか? と問われたら、答えられないな。わたしは自身の話を夫や子どもに、きちんと話しているだろうか。忙しかったり、生活に追われてしまって、あんまりしていないような・・・? 反省しました。
 もっとバニラ家のように話をしようと思いました。反抗期を迎えるであろう子どもたちにも、大切なことは伝えていきたいな、と思います。

投稿: さくら | 2008年2月 6日 (水) 14時10分

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