ダンナの古くからの友人で
母と2人暮らしの男性がいる。
その彼から電話で
「3週間入院していた母が退院したけど
帰宅後、物忘れや失敗行動が増え
以前のような生活が送れなくなってきた」
と相談された。
85歳のしっかりしたお母さんだったが
生活環境の変化で
認知症が発症することはよくある。
自宅で日常生活のリズムが戻れば
少しづつ回復していくと思うが
それを根気よく見守る家族の心労は
大きい…
入院前の介護認定では「要支援」
だったそうなので
もう一度、認定してもらうよう伝えた。
そして
「お母さんを叱らないでほしい」と
付け加えた。
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お義母さんもずっと認知症を患っていたが
初期の頃を過去記事まとめしました。
2007年の記事より〜
おばさんは退院してから調子がいい。
膝関節変型症で両足に人工関節を
入れているがその片方の人工関節が
不具合をおこしての再手術だった。
入院前は膝が痛いのと再手術の不安とで
とても情緒が不安定だったが、
思いきって手術をして正解だった。
表情もとてもいい。
ところが…
おばさんがどこにもいない。
お昼過ぎても戻ってこない。
そろそろ本格的に心配になってきた頃に…
お義母さんは心配事があると怒るタイプだ。
この時も心配しておばさんを探していたのに
逆に叱られて、怒りが沸点に達した。
おばさんの体調が
良くなっていくのに反比例して
今度はお義母さんの様子が悪くなってきた。
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おばさんが、半べそかいて来た。
なにやらお義母さんの様子が
いつもと違うというのだ。
お義母さんのきれい好きは昔からだが
ここまで辛辣におばさんに
言うことはないだろう。
しかもお金の話はなおのこと変だ。
なにやらとんでもないことが
始まりそうな悪寒…
おばさんの入院中に
私がお義母さんに頼まれて銀行から受け取った
定期積金48万円が出て来た。
これでおばさんにも証明ができて一安心。
しかし、やれやれもほんのつかの間
翌日にはまた48万円がないと
お義母さんが言う。
おばさんが退院した安心感からか
お義母さんのネジが少しゆるんできている。
特にお金に関しての記憶が
どんどん吹っ飛んでいく。
最近は「ボケ」とか「痴呆」とか
人格を否定するような言い方を
してはいけないそうで「物忘れ」という
表現をする傾向があるようだ。
お義母さんの物忘れが
加速している(汗)
またここで肉親か嫁かで温度差を感じる私だ。
ダンナとおばさんは
お義母さんの「物忘れ」対して
非常にイライラしている。
「情けない!」と言って、おばさんなどは
怒りを通り越して涙がでてくるようだ。
その点私は自分の無実が証明されているので
お義母さんから何度疑われても
別に腹は立たない。
それどころか今のところやさしく接する
余裕もある。
「見つかるまで一緒に探しましょう」
「お義母さんのことだから
必ずどこかに仕舞ってあるますよ」と
まっこと第三者的立場をキープできる。
自分で言うのもナンだが
客観的になれるのが嫁のいいとこ
ではないだろうか?
(客観的=別名「冷たい」?)
しかも
「さて、いつ診察してもらおうか…」
などと冷静に考えている自分が いる。
あーあーおばさん、
カッカしちゃダメだって…
と思うが難しい。
お義母さんは月に1回
かかりつけの病院に通っている。
予約日時が決まっているが、
毎回なんだかんだ言っては
バックれる。
大切な血圧の薬を
処方してもらっているので
今月の予約日も私が一人で
病院に出かけるはめになった。
やはり、物忘れは緩やかに進行している。
特に生活を共にしているおばさんは
痛感しているらしい。
その旨を主治医に話した。
以前、このブログの読者の方から
「最近は認知症をおくらせる薬がある」と
いくつかのコメントをいただいていた。
しかし、実際に受け取ると
この薬をどうやってお義母さんに
飲ませればいいのか困ってしまった。
やはりここは生まれてこのかた
寝食を共にしてきたおばさんに
頼むしかないだろう。
私は、まるで裏ルートで手に入れた
薬の売人のように
「イチニチヒトツブ。オーケー?」
と渡した。
今回いただいた薬は
お試し薬で軽い3mgのものだ。
これを2週間飲んで体調が良ければ5mgの
本格的な薬が処方されるらしい。
副作用は胃もたれや吐き気。
この症状がでたら
服用をストップしてくれと言われた。
病は気からのお義母さんは
はじめにこの説明をすると
絶対に胃もたれや吐き気がする人だ。
おばさんもそれは激しく同意していた。
「なんとか私が飲ませてみるわ」と
難役を引き受けてくれた。
しかし、こちらの心配をよそに
その後すぐにお義母さんが
私の所にお礼に来た。
あ〜やっぱりね。
認知症の薬だとは、さすがのおばさんも
言えなかったようだ。
心中お察しする。
しかし、これからずっと
うそをつき続けることに なったわけだ。
少々、気の重い船出になった…。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
認知症が発症した親を在宅介護するには
ずっとそばで見守る人が必要になってきます。
1人にしておくと
お金や書類の紛失をはじめ
水まわりや火まわりの過失や徘徊など
重大な事故にもつながりかねません。
初期の段階で介護認定を受け
デイサービスやショートステイが
利用できる環境をぜひ整えてほしいです。
働き盛りの方が介護離職にならないよう
本当に願うばかりです。
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手持ち花火を持ち帰ってきた
ベジータさんのお子さん。
自宅は一戸建てですが庭がないため
玄関先でやりました。もしかしたら
この行為はご近所迷惑でしょうか?
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