子ども会の思い出


はるか昔、私は地元の子ども会の
会長のくじを引いたことがある。
それは3つの地区の子ども会をまとめる
キングオブ会長のポストだった。
どんなに負担だったかは
ご想像にお任せしますが
子ども会のビッグイベントのひとつに
秋の例大祭があった。
しかし、私が会長をした年は…
秋の例大祭は9月15日と決まっていた。
その日は、お祭りの地区の子だけ
小学校を公欠できるという
力の入れようだった。
子どもたちがこの日のために
祭囃子や巫女の舞を練習してきたことは
会長の私が一番よく知っている。
できれば参加させたい。
でも子どもたちに万が一のことがあったら
…と、一晩中悩んだ。
結局、暴風雨警報が発令されたため
子ども会は秋の例大祭を不参加にした。
しかし午後からは台風一過で晴れわたり
なかなかのしこりになった。
子どもたちが練習した
祭囃子と巫女の舞は別の日に
発表の場を設けて保護者にお披露目した。
たかがくじで引いた会長なのに
本当に荷が重かった記憶しかない。
そして重鎮が一番こだわっていた
9月15日の開催日も
いつの間にか9月の第2日曜日になっていた。
神様も時代とともに臨機応変なり
私のしこりもゆるゆると溶けていった。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
朝晩、すっかり寒くなってきましたね。
寝相が悪くてベッドから落ちた
くろ美など、いかがでしょうか?

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コメント
子どもの保護者からしたらファッジさんこそ神様
投稿: あんじー | 2018年10月15日 (月) 12時46分
大変なお役目でしたね、ファッジさん。
昔はまかり通ったことが今は保護者の考え方も違うことで、はざまに立つことになったんですね。
自分がその立場だったらと思うと、相当なプレッシャーだっただろうなとお察しします。
投稿: あるこ | 2018年10月15日 (月) 13時02分
これは大変でしたね・・
おそらく保護者の方たちとの板挟みもあったでしょうし。
何故だかわからないけど、昔から続いていることを変える、というのはとても大変なことで、それを押し切って子供たちの安全を守ったファッジさんの努力で日にちの見直しにつながったんでしょうね・・
伝統は大事ですが時代は変わります。
いいところで折り合って、お祭りが守っていければいいですね
投稿: よっしー | 2018年10月15日 (月) 13時05分
いやいや、子供たちの安全<お祭 とは。
親としては頑固な重鎮に負けられませんとも。
そんな日はもう一日中、雨が降っていてくれたらいいのに
午後から晴れるなんて。
くろちゃん、落ちても素敵なお布団で守られてます。
投稿: うさぎのしっぽ | 2018年10月15日 (月) 13時52分
子ども会の会長、懐かしいです。
わたしもやりましたが楽しい思い出です。
祭りへの参加はファッジさんの選択で正解です。
祭りより人命が大事なのは言うまでもなく、
事が起これば真っ先に逃げるのは頑固頭の重鎮よ、たぶん。
昔、住んでいた和歌山の某地域のお祭り日に
小学校は二時限で下校してきてびっくりしました。
しかも例年の祭り日は転校前の小学校の創立記念日で
休校日だったのでその偶然に子どもと大笑いしました。
その偶然日が今年から日曜日に変更なったとのこと、
参加者減のためらしいです。
ここの地域は鯖のなれ寿司を食べますが
わたしは味はもちろんにおいもNG。
バッテラみたいな早寿司は食べれるのですけどね。
投稿: ぷーちゃん | 2018年10月15日 (月) 14時36分
なかなかなしこりも、年月と自身の経験値で乗り越えられますね。
今は秋祭りシーズンですね。
投稿: カナリヤ | 2018年10月15日 (月) 15時13分
神様が臨機応変になったのではなく人間の都合で昔からのしきたりを変えるから昨今の異常気象や天変地異が起こるのだと思う私は昭和生まれ。
投稿: | 2018年10月15日 (月) 16時07分
その台風って、1999年の台風16号ではないでしょうか?
9月15日に東海地区に来た台風は、たぶんその台風では?
ということは、ファッジ さん。
メイちゃんが6歳ぐらい、ケンくん・リュウくんが3歳頃ですよね。
まだまだお子さんたちが小さいのに、ご苦労様でした。
台風、間違っていたらごめんなさい。
この件に関して、姑シスターズのお考え(子どもたちの安全を優先するのか、はたまた重鎮の方のお考えに近いのか)を、お伺い出来たらなあと、思います。
(バニラファッジ )
もちろん、姑シスターズに相談しました。重鎮より重鎮ですから(笑)彼女たちは雨の日に外出するのが嫌いなので、もちろんやめとけって言ってました。神様とか、あまり気にしていなかったです。
投稿: QJ | 2018年10月15日 (月) 17時21分
色々な事が思い出されますよね〜
安全が優先か、決まり事を優先するか…
なんとなくしこりが残ることってありますよ〜
でも、少しづつ溶けていく…あるある
投稿: ももんが☆ | 2018年10月15日 (月) 18時32分
自分だったら台風が来てる時点で神様なんかいないじゃないですかとか言っちゃってもっとでっかいしこりを作ってしまいそうなお話ですね…
投稿: | 2018年10月15日 (月) 19時07分
大変でしたね。子供会だけでも大変なのに、会長かぁ~。重鎮とのやりとり。しこり。うーん、大変だぁ。お疲れ様でした。
でも、大変なことをやりとげて、今の思い出になっているんですよね。
猫は寝相悪いですよね。子猫もすぐ大きくなるし、ベッド小さくなるかもしれませんね。
投稿: ぴよ | 2018年10月15日 (月) 20時26分
あぁ、それは決めるのに悩まれた事でしょう…
でも絶対ファッジさんが正解!ですよ。何かあっても誰も(神様も)責任とってくれないですからね。
話がちょっと脱線しますが、「大例祭」は「例大祭」ではないのですか?すみません、気になったもので…
(バニラファッジ )
わざわざ逆に打つ私って、なんなんでしょうね。これは伝説のmouse wash超えですね。いつもありがとうございます。
投稿: ちゃあ | 2018年10月15日 (月) 20時34分
ほんとお疲れ様でした~(^^;)
一生懸命、子ども達のことを考えればこそ、余計に精神的負担になったでしょうね(;^_^A
「昔から」っていうお年寄りが、昔のいつ、どういう経緯で
その日になったかご存じかどうか、かなり怪しいことは多いですね。
調べると、案外新しかったりして。
意地と沽券の問題なので、そんなところで知識をひけらかしたところで
益々意地になるし、困りましたね(汗)
昔からというのでしたら、二十三夜さまだの、庚申待など
ごく田舎を除いて、とっくに廃れてしまいましたね。
重陽の節句やお十夜ですら、どの程度やってるか、怪しい。
投稿: O3 | 2018年10月15日 (月) 21時52分
こういう、もうお子さんが大きいファッジさんでも、当時は大変だったんだな、という記事を読むと、少し嬉しくなるというか、勇気が出ます。
子どもたちがまだ小学生なので、これから先が長くて、まだはっきり見えない未来にとても大きな不安に襲われることが時々あります。
また、こういう大変だったこととか、乗り越えたこととか、ぽつぽつ書いていただけると嬉しいです。励みになります。
投稿: さら | 2018年10月15日 (月) 22時18分
わかります。私は昔くじ引きでPTAのとある委員の会長になってしまい、非常に辛く苦しい1年間を過ごした事があります。
本気で円形脱毛症になっていないか頻繁に鏡で髪のチェックをした程でした笑
年に一度の大きな行事の為の委員会だったので、何か不備があったら全て私の責任…と逃げたくなる程のストレスでした。
ファッジさんとは比べ物にならない規模でもそうだったのだから、大勢の人達がかかわる大きなお祭りとなるとそれはそれは大きなストレスだったと思います。
学校と違って近所の人たちとはずっと付き合いもありますしね。。
遅ればせながら「お疲れ様でした」と言わせて頂きます。
投稿: 通りすがり | 2018年10月15日 (月) 23時45分
たいがい町内会会長らがもう お年寄りばかりで60ちかい旦那がまあ いつも怒らない人なのにイライラがとまらないで いいかげん現実をみて判断して下さいって相当な改善策を あげ
いるのにお年寄りがた たまらん 頑固すぎ
頭が回らないのに同じ事、言葉しかいわない
辛い 施設間近な老人たちをやり込めるのに 閉口してる そうです 自分らの常識と
かなり はずれてるそうです そりゃ大型台風しってる世代でしょ?いいたくなるよね 伊勢湾台風でも知ってるでしょ~~~に
投稿: たぬきち | 2018年10月16日 (火) 01時05分
私もくじで子ども会の会長になりました。本当に大変でした、、。
ファッジさんのご苦労、わかります、わかります!!
大英断、すばらしい。
何事にも無駄な経験はない、と思っている私ですが、子ども会の会長は無駄な経験だった、というしこりが12年たっても消えません、、、
投稿: mavy | 2018年10月16日 (火) 07時40分
ファッジさん
お子さん三人とお姑さん二人?と過ごされる毎日が
忙しくあっただけでなく会長まで・・
本当にご苦労さまでした。
わたしも会長を経験し、涙、涙のその頃にファッジさんのブログを知っていたら・・と思います。
私はまだトラウマです。
本当はトラウマなんて悔しいです。
へっちゃら!でいることが意地悪な人たちへの「ザマーミロ!」のハズなんですが心の傷は深いです。
自分だけでなく息子にも我慢ばかりさせることになった育成会でした。我慢は大切と思っても、大学生になった今も部活で続けている大好きなスポーツの小学生最後の大会も育成会のために不参加にしなければならず泣かれました。
育成会ってなんのためにあるのでしょうかね。
愚痴っぽい話しになってしまいました!明るく明るく(笑)
いつもファッジさんの作品から元気を貰ってます(^ ^)
メイちゃんケンくんリュウくんもお元気ですか?
投稿: みつば | 2018年10月16日 (火) 09時21分
その時は本当に大変でしたね。
お疲れ様です。とともにその時の判断に尊敬します。
最近は安全の為のイベント中止、大会中止は良くあることですが、
数年前だとなかなか中止の判断が難しかったと思います。
今自分がとある役員の会長職をしていますので
自分が中止の判断をする側になった為、今回の記事は自分の事の様に
感じまいた。
過去の役員ネタがあればぜひ記事にしてほしいです。
投稿: めいはな | 2018年10月16日 (火) 09時52分
私、今まさに子供会の役員で、町内会の重鎮の言葉に振り回されています。
重鎮は「昔からそうだった!」の一点張りで本当に話になりません。
ファッジさんの重鎮との武勇伝に、私もがんばろう!と思いました、ありがとーございます♪
投稿: tomoking | 2018年10月16日 (火) 11時44分
〉神様が臨機応変になったのではなく人間の都合で昔からのしきたりを変えるから昨今の異常気象や天変地異が起こるのだと思う私は昭和生まれ。
子どもの安全 VS 分からず屋の重鎮 … 子どもの安全が最優先
との論調のコメントが多数の中、私はこのコメントに賛同します。
私も子ども会会長や部活動の後援会会長などの経験があります。最近は学校も地域も安全第一の判断をされることが多いです。
子どもの安全はもちろん大事。でも、日本古来のしきたりや習わしは、理屈では説明できない部分は多いと思います。特にお祭りなどの神事は。
私は目に見えない昔から日本にいる神様やその力を信じています。なんでもかんでも時代の人間の都合に合わせて無くしたり変えたりすることは、とてもおこがましいおそろしいこと、と感じます。最近の災害の多さを、私は神様のお怒りのように感じています。
古来から伝わるものには必ず理由や意味があると思います。できる形で、できるだけ、粛々と継承していくべきです。この地域の重鎮も継承への責任を感じておられたのではないでしょうか。
ファッジさんのこのお祭りのエピソードでは、午後は晴れたという結末。台風は予測ができます。できるだけ、できる形で行う方法もあったのでは、と思ってしまいました。
投稿: | 2018年10月16日 (火) 12時45分
↑この意見は、最近の多くの災害で亡くなった方もいらっしゃったりする上で、公の場で言うべきことではないと思います。
個人的に意見を持つことは自由ですが、様々な立場の方々見られる公の場では、大人としての配慮ある発言を考えてするこおは大切だと思います。
投稿: やま | 2018年10月16日 (火) 14時12分
ファッジさんの地域のことは分かりませんので、一般論として補足しますが。
もともと明治初期に、「改暦のこと」が行われました。これは月の動きを中心にカレンダーを作っていた旧暦から、今の太陽の動きに基づく新暦に変えるものでした。
当然国内は大混乱しました。反対意見多数。今のカレンダーと異なり、当時のカレンダーには、六曜の他に、様々な吉凶日、二十四節季などが書かれた生活密着型のものでしたので(反対に土日休日の概念はありません)、抵抗感が大きかったのですが、法律で今のように定めました。
しかし、列強諸国は、みな新暦でもあり、欧米と渡り合う切迫した状況に備えて、日本は太陽暦に変えます。
というわけで、今でも、儀礼・寺社関係は、旧暦でいくか新暦でいくかはそもそも議論になるところです。15日というのが、旧暦の満月を意識しているのであれば、太陽暦で日にちだけ合わせることにそもそも意味があるのかも分かりません。満月に合わせるなら、毎年開催日は変わってしまいます。
明治時代には神仏分離が行われましたので、神社神道はかなり政府によって組織化・改変されたのですが、暦1つとっても、かなり変革を余儀なくされています。
今でも、七夕を7月にやる地域もあれば、8月にやる地域もあるなど聞いたことはあると思います。
投稿: O3 | 2018年10月16日 (火) 15時10分
言葉は悪いですが、読んでいてクソじじぃー!と叫びそうになりました…
投稿: 子育て中 | 2018年10月16日 (火) 17時01分